塩と漢字と絵と雑談と…

いらっしゃいませ。ここでは主に漢字と趣味の話をしばしば綴ります

放サモのキャラ元ネタ

この記事は、漢検や漢字に全く関係ないので、それ目当ての方はスルーしてください。

LGBT向けスマホのアプリゲーム『東京放課後サモナーズ』に登場するキャラの元ネタを探してみました。

―注意事項―
●出典は9割Wikipediaなので、それを頭に入れた上で読んでください。
●言い切りの文体で書かれていますが、あくまで私の憶測でしかありません。「思われる・であろう・の可能性がある」などいつもいつも書いていると、文章が長くなる上に読みにくいので省きました。なので、語尾は推量の文法で書かれているとして読んでください
●分からない部分が多々あります。ご存知でしたら是非教えてください。
●間違っている部分もあると思います。指摘してもらうとありがたいです。
●とりあえず火属性を一通り終えました。各属性が出来次第、追加していきます。

上記を読んだうえで、追記よりどうぞ



火属性

マルコシアス【Marchosias】
 魔術書『レメゲトン』の第一部「ゴエティア」に記載されている悪魔の一人。30の軍団を指揮する侯爵である。もとは主天使であった。
 「ゴエティア」によるとその姿は、グリフォンの翼と蛇の尾、狼でできているという。☆4のイラストで翼が生えているのはこのグリフォンの翼である。また、口から炎を吹くとも書かれており、故に火属性になった。
 彼はかつての主人だったソロモン王に「1200年後に第七の玉座に戻りたかった」と話したことが「ゴエティア」に記載されている。第七の玉座が何か調査中
 取引をする相手にはとても誠実。その性格がキャラに引き継がれているのは、セリフから読み取れる。

魂群グンゾウ
 彼に憑りついているのは、マルコによる福音書に登場する悪霊レギオン。福音書によると、この悪魔に憑りつかれた男は墓場に住んでおり、鎖や足かせを付けても引きちぎってしまい、誰も抑えつけられなかった。おそらく墓場のイメージから魂群の名字があてられ、また、押さえが利かないことから、CSに蹂押無陣の字があてられた。
 レギオンとは元々ローマ軍団のことで、後に軍団を表わす言葉となる。グンゾウのグンは漢字にするなら軍である。
 また、悪霊レギオンはイエスによって、男から二千匹ばかりの豚の群れへと移された。その豚の群れは自ら海になだれ込んで溺れ死ぬ。☆4の二つ名【二千の進軍】はここから取られている。
 ラグビー選手なのは、進軍、突撃などのイメージからだろうか。

宝蔵院オニワカ
 「おにわか」は、武蔵坊弁慶の幼名。漢字では鬼若と書く。キャラの生い立ち、性格、武器の薙刀は、ほぼ弁慶と同じである。CSの「ゴジョウセンボンガリ」は「五条千本狩り」と書く。かの有名な五条大橋での、牛若丸との太刀千本狩りの戦いのこと。
 苗字の「宝蔵院」は、宝蔵院流槍術の開祖、宝蔵院胤栄からとられている。弁慶の用いる武器は薙刀であり、胤栄の用いる武器は槍であるため、共通点が無いように思われる。が、共通点を見出すなら、ともに僧兵であったという点である。
 もふもふ可愛いものが好きなのは・・・多分ただのキャラ付けだと思う。
 ちなみに、弁慶の愛用の薙刀の名は「岩融」。また、CSの「荒法師」は乱暴な僧侶のこと。

ハヌマン【हनुमान् / Hanumān】
 インド神話におけるヴァナラ(猿の姿をした種族)の一人。名前は「顎骨を持つ者」の意。『西遊記』の孫悟空のモデルとなったという説もあり、キャラの武器である伸縮自在の神器は、如意棒が元。
 ハヌマンの父親はヴァーユというインド神話の風の神。ヴァーユは仏教に取り入れられ、風天という仏神になった。バトル開始時のセリフ「風天流忍者、ハヌマン~」はここから取られた。
 キャラの悪戯好きな性格は、孫悟空から引き継がれた。

ノーマッド【Nomad】
 元ネタはアルフレッド・ベスター著の『虎よ、虎よ! / Tiger! Tiger!』というSF小説。
 主人公は爆撃を受け故障した宇宙船に一人で生き残り、宇宙空間を漂流していたが。途中、宇宙船を作った財閥の別の船が通りかかり、主人公は救難信号を出すが、故意にに無視された。このことで主人公は強い復讐心を抱くことになる。後に別の船に救助される。しかし主人公を救助した人々の住む惑星には奇妙な風習があり、その風習のため主人公は顔全体に虎のような模様、額にN♂MAD(ノーマッド:もと主人公の乗っていた宇宙船の名)と彫られてしまう。キャラが後天的に虎になり、復讐者である設定はこれに由来する。
 また、小説の世界では人類にテレポーテーションが備わっている。キャラのテレポーターの設定もここから。
 CSの「バーニングブライト」とは、小説の題の由来である、ウィリアム・ブレイクの詩『虎』の冒頭「Tyger, Tyger, burning bringt」から取られている。日本語訳は「虎よ!虎よ!あかあかと燃える」であり、火属性、調査ファイルの「流星が赤々と燃えるかのように」の記述、☆4の絵のイメージはそれぞれここからきている。
 ちなみに、Nomadとは遊牧民、放浪者という意味。

櫛稲田ジュウゴ
 苗字は「くしなだ」と読み、元ネタは日本神話に登場する女神のクシナダヒメ。漢字で、『古事記』は「櫛名田比売」と書き、『日本書紀』では「奇稲田姫」と書く。キャラの苗字の字はこれのミックス。
 クシナダヒメは伝説の生物であるヤマタノオロチの生贄になりそうになるが、スサノオに助けられ、スサノオはヤマタノオロチを退治する。助けられる際、クシナダヒメはスサノオによって櫛の姿に変えられる。櫛にされた理由は諸説ある。退治の後、クシナダヒメとスサノオは結婚するので、もし今後スサノオキャラが出てきたら…?
 名前の「ジュウゴ」は☆3のイラストの黒帯から「柔剛」と書くことがわかる。柔道の柔、また、諺の「柔能く剛を制す」が由来。

遠野モトスミ ※調査中
 キャラの育てている鬼は前鬼と後鬼。又の名を善童鬼、妙童鬼という。修験道の開祖である役小角が従えていた鬼の夫婦である。前鬼は赤鬼で鉄の斧を持ち、後鬼は青鬼で霊水の入った瓶をもつという。☆4のイラストの通りである。
 遠野というと柳田國男の『遠野物語』が浮かぶが、これには鬼が出てこない。
 モトスミの由来も今のところ不明。
 
カグツチ【軻遇突智】
 カグツチとは記紀神話における火の神。漢字表記は『日本書紀』に拠る。カグツチはイザナギとイザナミとの間に生まれた神だが、火の神であったために、出産時にイザナミは陰部に火傷を負い、これが原因でイザナミは死んでしまう。その後、激昂したイザナギに殺される。キャラの調査ファイルにある「己が力を御する事が出来なかった為に両親との絆を失い」はこれが由来。
 CSの「カミウミ」とは神産みのこと。イザナギとイザナミが国を作った後、神々を生み出したことを指す。

風間コタロウ
 後北条氏の忍者・風魔一族の代々の頭領の名、風魔小太郎が元ネタ。この一族の本姓も風間であった。セリフの相州乱波とは、相模の忍者という意味。
 口寄せのオロチマルは、美図垣笑顔の合巻『児雷也豪傑譚』に登場する宿敵の名。字は大蛇丸。その名の通り、蛇を自在に操る。
 CSの「カミクチ・サンチラ」は、カミクチは神口と書き、巫女が神がかりして神託を告げること。サンチラは珊底羅と書き、十二神将の一人。十二神将は十二支に割り当てられているが、その割り当てには諸説ある。そのうちの一つが巳である。蛇との関連はそこから。
 風魔小太郎と大蛇丸との関連は今のところ不明。共に忍者であるということくらい。

中津木キュウマ
 彼に憑いているダヴィドとはダビデのこと。ダヴィドの呼びはスペイン語の名前。ダビデは羊飼いから身を起こして、のちにイスラエルの王になる人物。
 ダビデは初代イスラエル王サウルに仕えるが、サウル王は民の人気を集めるダビデに嫉妬し、彼を殺害しようとする。ダビデとサウル王の関係、サウル王の嫉妬は、キャラの設定に似ている。
 CSの「ゴライアス・スミッター」とは、「ゴリアテを打ち倒し者」と訳せる。ゴリアテとは旧約聖書『サムエル記』に登場する巨漢の兵士。ゴリアテは、イスラエル軍との戦争の際、イスラエル兵に対し「一騎打ちで決着をつけよう。ただし、お前らが負けたら奴隷となれ」と40日間朝と夕の二回にわたって叫び、イスラエル兵を辱しめた。ゴリアテの退治を申し出たのはダビデ。ダビデは軽装でゴリアテと対峙し、突進しに来たゴリアテに向けて一つの石を簡単な投石器で放ち、ゴリアテの額に命中させた。それで昏倒したゴリアテの首をダビデが剣でとどめをさした。
 石を投げて敵を倒すところが、野球少年の設定にもなっている。
 キャラの名前のキュウマのキュウは野球の球。苗字の中津木は今のところ不明。

クロード【Claude】
 クロードというの名前の由来は、ローマの名門クラウディウス氏族である。この氏族は伝統的に高慢、強気、強い責任感といった資質を持つものが多い。この氏族は後にユリウス氏族と共に、ローマ帝国の最初の王朝の皇族として、血統を築き上げた。
 キャラの神器は月桂樹で、更に頭に着けていることから月桂冠である。月桂樹はギリシャ神話の男神アポロンの霊木で、アポロンは光明の神である。また後にヘーリオスと混同され太陽神にもなった。火属性はここから。
 月桂冠は勝利と栄光のシンボルであり、ローマ帝国では闘技会の卓越した勝利者に与えられていた。 
 キャラの二つ名の「地下格闘技場の皇帝」の由来やキャラの設定はは、上記の事柄からうかがえる。
 CSの「コロナ・トリオンヴェイル」は「勝利なるコロナ」と訳せる。コロナは太陽の周りに見える散乱する光のこと。キャラの☆4の絵に見える燃える月桂冠を抽象する言葉。
 ちなみにキャラの☆4の絵の恰好はローマ兵の軍装で、後ろに描かれているのはコロッセオ(ローマ帝政期の円形闘技場)である。


今はここまで



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