塩と漢字と絵と雑談と…

いらっしゃいませ。ここでは主に漢字と趣味の話をしばしば綴ります

同音異義語

旅行から帰ってきました。小淵沢、涼しかったですよー!

さて、
フォロワーさんに同音異義語を集めてほしいと言われたので、集めてみました第一弾!
なるべく漢検漢字辞典から集めました。なので本試に出る可能性が無いわけではないと思います。
要望に応え、常用漢字からも集めました。


(一)
・巧みな言葉で少女をカイインする。「拐引
・男女の情さえ書いてあれば、どんな書物でも、すぐカイインの書にしてしまう。「誨淫

(二)
カショウな戦力で大敵に挑む。「寡少
カショウにあずかり光栄です。「嘉尚

(三)
コウカンの根を断ちて万全を期す。「後患
・来日した使節団とコウカンし親睦を深めた。「交歓・交驩
コウカンな書物に通じた碩学である。「浩瀚
コウカンの原理を応用し巨石を動かす。「槓杆

(四)
・孫の微笑に思わずソウコウを崩す。「相好
・第一子の誕生に男はソウコウとして駆けだした。「倉皇・蒼惶
ソウコウの妻。「糟糠
・縦糸をソウコウに通し、機織りの準備をする。「綜絖

(五)
・望郷の念にかられてシュウシを抱く。「愁思
・キリギリスの漢名をシュウシという。「螽斯

(六)
・敵地にチョウホウ員を派遣する。「諜報
・陸軍大佐の死を悼む参列者の耳にチョウホウが響いた。「弔砲
・河川にチョウホウを浮かべ魚を捕る。「釣篷

(七)
カクドの高い情報を入手した。「確度
・相手の不遜な態度にカクドする。「赫怒・嚇怒

(八)
・旧制をコウカクして綱紀を改める。「更革
・大型船が狂瀾にあおられ鋭く飛び出たコウカクをかすめた。「岬角
・数年通ったこの喫茶店で、僕はコウカクの扱いをうけるようになった。「狎客
・地形やその他の条件をコウカクし敵襲に備える。「考覈

(九)
・暗闇に物音が聞こえ、スイカしたが返事はなかった。「誰何
・歩哨は山嶺から立ちのぼるスイカを目視し、合図を送った。「燧火

(十)
・僕と彼女とではショウジョウの差がある。「霄壤
・閑散とした林にショウジョウとして風が吹き渡る。「蕭条
・大酒飲みのことをショウジョウという。「猩猩
・大咎を犯した男をショウジョウし死に追いやる。「誚譲

(十一)
・恐れ多くも帝王をセンショウした人がいる。「僭称
・奕世のセンショウにならい行事をとり行う。「先蹤
・大風にあおられてセンショウが根元から折れた。「船檣

(十二)
・文士はケンデンを耕し日々の糧を得る。「硯田
・かつて世に広くケンデンされた逸話がある。「喧伝・諠伝

(十三)
・敵中深くテイシンし軍を先導した。「挺身
・ボートレースは接戦の末、一テイシンの差で勝利を収めた。「艇身

(十四)
・彼を筆頭に人々はテイジ意見を翻した。「逓次
・三大強国がテイジして互いに譲らない。「鼎峙
・英語圏の大母音推移により、テイジと発音が乖離した。「綴字

(十五)
・音楽も読書も何もかもエンケンし抛擲してしまった。「厭倦
エンケンとして聳え立つ杉が強風に撓った。「偃蹇


今回は以上です。
解説は以下にあります。
解説です。

(一)
・「拐引」・・・言葉巧みに誘い、どこかに連れて行くこと。かどわかす。誘拐。
・「誨淫」・・・男女間のみだらなことを教えること。漢検漢和辞典には載ってないが、四字熟語「誨淫誨盗」は漢検四字熟語辞典に載ってる。問題文は芥川龍之介の『戯作三昧』より。

(二)
・「寡少」・・・非常に少ないさま。ごく わずか。漢検漢字辞典にはなぜか載ってない。簡単すぎるからかな?
・「嘉尚」・・・ほめたたえること。賞賛すること。嘉尚にあずかる。

(三)
・「後患」・・・先にあった事件が原因で、後日に出てくる心配事。後患の根を断つ。
・「交歓」・・・たがいに打ち解けて楽しむこと。「交驩」の書き換え字。
・「浩瀚」・・・①水などの広大な様子。②書物のページ数や巻数が多いこと。H24-3に出題。
・「槓杆」・・・一点を支点にして自由に回転でき、小さな力を大きな力に変える棒。またその仕掛け。梃子。H24-3に出題。

(四)
・「相好」・・・顔つき。表情。「相好を崩す」は笑顔になること。
・「倉皇」・・・あわてふためくさま。慌ただしく急ぐさま。「蒼惶」の書き換え字。
・「糟糠」・・・①酒かすと米ぬか。転じて、粗末な食べ物。貧しい生活。②糟粕に同じ。「糟糠の妻」は、貧しい時から苦労を共にしてきた妻は、自分が富貴になっても大切にすべきであるということ。
・「綜絖」・・・織機の部品。縦糸を上下させて横糸の杼を通すための器具。あぜ。

(五)
・「愁思」・・・物悲しい思い。思い煩うこと。うれい。
・「螽斯」・・・①イナゴまたはキリギリスの漢名。②子孫が反映すること。

(六)
・「諜報」・・・敵の様子を探って知らせること。また、その知らせ。諜報員はスパイのこと。
・「弔砲」・・・身分の高い人や軍人などの詩をとむらうために発する儀礼の空砲。
・「釣篷」・・・釣り船。書きで出る可能性は低いかも…。

(七)
・「確度」・・・確かさの度合い。確からしさ。
・「赫怒」・・・かっとなって怒ること。激怒すること。嚇怒とも書く。

(八)
・「更革」・・・制度や機構などの悪い所を治してあらためること。改革。
・「岬角」・・・みさき。さき。漢検漢和辞典に記載なし。
・「狎客」・・・①なじみの客。昔から親しくしている人。②たいこもち。幇間。この文では①の意味。
・「考覈」・・・物事をしらべ考えて、明らかにすること。

(九)
・「誰何」・・・「だれか」と声をかけて、名前や身分を問いただすこと。
・「燧火」・・・①火打石などを打ち合わせて発火させる火。うちび。きりび。②敵の来襲などを味方に合図する火。のろし。類義語に「烽火」「烽燧」。この文では②の意味。

(十)
・「霄壤」・・・天と地。また、天と地のように非常に隔たりのあるたとえ。霄壤の差。類義語に「雲泥」。
・「蕭条」・・・ものしずかで寂しいようす。ひっそりとしているさま。
・「猩猩」・・・①オランウータンの別称。②中国の想像上の動物。③大酒のみ。
・「誚譲」・・・叱りとがめる。

(十一)
・「僭称」・・・身分を越えた称号を名乗ること。また、その称号。
・「先蹤」・・・先人の行った事業の跡。類義語に「先例」「前蹤」
・「船檣」・・・船の帆をあげる柱。ほばしら。また、船舶の中央に立て、見張り台を取り付けたり、信号旗を掲げたりする柱。マスト。

(十二)
・「硯田」・・・文筆を生活の糧にすること。硯を田にたとえた五。硯田を耕す。「研田」の表記もあり(漢検漢和辞典には記載無し)。
・「喧伝」・・・やかましく世間に言いふらすこと。「諠伝」とも書く。

(十三)
・「挺身」・・・身を投げうち、先に立って進むこと。
・「艇身」・・・ボートの全長。

(十四)
・「逓次」・・・①順を追って行うこと。類義語に「順次」。②順の前後を決める並び方。類義語に「順番」「順序」。この文では①の意味。
・「鼎峙」・・・鼎の三本脚のように、三人つのものが並び立ち、対立すること。H27-1に出題。
・「綴字」・・・言語を表音文字でつづり表すこと。また、そのつづった文字。つづり字。「テツジ」とも読む。

(十五)
・「厭倦」・・・あきていやになること。
・「偃蹇」・・・①高く聳えるさま。②おごりたかぶるさま。③世俗を超越していること。この文では①の意味。

以上です~
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  1. 2015/08/19(水) 00:48:12|
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