塩と漢字と絵と雑談と…

いらっしゃいませ。ここでは主に漢字と趣味の話をしばしば綴ります

漢字小話 其の弐<貝と金>

ということで、旅行前にひとつ小話を…

 其の弐<貝と金>

 今回は部首の話。

 「貨・貸・貯・貧・購」これらに共通する部首はなんでしょう。
 そうですね『貝』ですね。でもなんで『貝』が部首なんでしょう?これらの漢字に貝って意味があるのでしょうか?

 そもそも部首というのは、漢字を分類するために基準として定められたものです。部首の数は214つあるとされています。また、その漢字において大まかな意味を想像する手助けにもなるのです。

 木部「森・材・檜など」は、木に関する字。氵部「海・沼・注など」は、水に関する字。心部「思・快・慕など」は、感情や意志に関する字。といった具合です。

 では『貝』ってなんなのさ?という疑問に戻ります。そもそもこの字は象形文字で、二枚貝や、真ん中に割れ目のある子安貝を描いたものです。もちろん貝を描いたものなのだから、殻をもった貝類の総称という意味を持ちます。

 しかしそれだけではありません。『貝』はかつて、装飾貨幣(貝貨という)として扱われていました。そのため、お金やお金のやり取りに関する漢字の部首として使われるようになったのです。
 なので「買」にも「財」にも、さらに「売」と「宝」の旧字体(昔の字体)の「」や「」にも、『貝』の字が入っているのです。

 なるほど、と納得していただけたでしょうか?(何がだよ)


 ちなみに朋友の「朋」の字も、実は貝を描いた象形文字なのです。『貝』なんてどこにも入ってねーじゃんか!と思うと思います。確かにこの漢字の部首は『月』です。
 でもこの字は、数個の貝を糸につなげたものを、横に二つ並べた様子を描いたものです。そこから「同等のものが並ぶ」という意味を持ち、「肩を並べる」となりました。


 だから「朋友・同朋・朋党」など、<仲間>という意味でつかわれるんですよね。
 友達とか仲間とかいう意味なのに、元がお金として使われた貝をかたどったものって、なんかむなしくないですかね?金ですかい!みたいな…?そんな風には思わないか…


 あっ!でも二枚貝って貝合わせの遊びがあるように、片方の貝殻には同じ片割れの貝殻しか一致しないから、気の合う、同じ志を持つ人同士が仲間になるとか!そういう意味なのかな。うん、そう思うようにしておこう。
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  1. 2013/08/15(木) 22:25:25|
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